講習会参加者のおひとりから伺った、数年まえの話。
・某有名ケータイショップに朝イチでひとりで出かけたとのこと。
・お店では店員さんがまだひとり。
・iPhoneを新規購入。
・10万ほどしたが本体を一括購入。
・約1年後、本体を一括購入したにもかかわらず、本体料金の分割支払いが行われていることが判明。
・一括払いの領収書などは一切発行されていなかった。
このときの店員が、一括払いの料金10万円を着服したと考えられます。
この客なら、本体分割支払いを組み込んでもバレないだろう、と考えたのでしょう。
領収書は、購入時に何度催促しても発行してくれなかったそうです。最初から着服する意図があったと考えられます。
その店員は既に在籍しておらず、一括払いの証拠もないため、泣き寝入りになったとのこと。結局、一括払いと、2年での分割払い、スマホ2台ぶんを支払ったことになります。
教訓は、
・お金のやり取りについての証拠は断固としてもらっておく。
・ひとりで買いに行かない。
・毎月の請求明細をしっかりチェックし、内容を理解する。
といったところでしょうか。
被害にあったこの方も、スマホ周辺の知識も得た今だったらこんな目に遭わなかったのに、
と悔やんでおられます。
シニアのかたは、「自分はよく理解できないから」という意識を引け目に感じ、
不明点があっても、「まあいいか」と考えがちです。
そして、そこにつけ込んでくる者がいるものです。
このかたは、1年後くらいに(毎月、本体料金が分割引き落とされていることに)気づいたそうですが、もしかしたら、同様の手口に気づかず、支払い続けている人がいるかもしれませんね。
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